では、雪が降ったらどうするのか?JR東海によりますと、東海道新幹線には「降雪量」や「積雪量」によって運転を見合わせる基準はないとのこと。ただ、雪が降った際、東海道新幹線は「速度を落として走行する場合」があり、遅れが発生する可能性があると言います。
資料
なぜ、雪が降ると速度を落として運転するのか。その理由は「雪の舞い上がり」を防ぐためです。 線路に降り積もった雪が新幹線の高速走行で舞い上がると、車体の床下に付着し、冷え固まって「氷塊」となります。その後、新幹線が気温の高い区間に移動すると、「氷塊」が溶けて落下。すると、その弾みで線路内の石(バラスト)が跳ね上がり、車両の床下にある機器や地上の設備を壊してしまう可能性があるのです。
ただ、速度を落として走行していても、雪や氷塊が付着することがあります。その場合、新幹線が駅に停車した時に係員が雪や氷塊を取り除く作業を行います。
提供:JR東海