DeNA中川颯、246%増の1600万円でサイン オリ2度の戦力外も…移籍で人生激変「恩を忘れず」

移籍1年目は29登板、年俸650万円→1600万円「拾っていただいた恩を忘れず」

移籍をきっかけに、野球人生が劇的に変わった。DeNA・中川颯投手が6日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、950万円アップの年俸1600万円でサインした。年俸は約2.5倍増、アップ率は246%だ。「拾っていただいた恩を忘れず、チームが求める役割で頑張りたい」と前を向いた。(金額は推定)

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もともと横浜市出身で、桐光学園高、立大を経て、2020年ドラフト4位でオリックス入り。3年間在籍したが、1軍登板は1年目の2021年の1試合のみ(1回2安打無失点)。昨年は育成選手として過ごし、オフに2度目の戦力外通告を受けた。

地元に戻った今季は、開幕ローテーション入りを果たし、29試合に登板(先発は6試合)して3勝0敗1セーブ、5ホールド、防御率4.42と活躍。ポストシーズンでは俄然輝きを増した。巨人とのクライマックスシリーズ第3戦では、1点リードの5、6回の2イニングをパーフェクト、3奪三振に抑え、お立ち台に上がった。

ソフトバンクとの日本シリーズも3試合に登板し、計3回無安打無四死球無失点。“下剋上日本一”に貢献した。「入団した時に『自分が生まれた年(1998年)以来の日本一を目指す』と言ったのですが、まさか本当に、こんなに早くいい思いができるとは……。今年だけでなく、常勝チームの一員になれるように頑張りたい」。近年は“絶滅危惧種”と言われるアンダースローで存在感を発揮した。

(Full-Count編集部)

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