くれぐれもお大事に|春風亭一之輔 | 週刊文春 電子版

10月27日(日)

朝JFN『サンデーフリッカーズ』生放送。ゲストはロカビリー研究家・ミュージシャンのビリー諸川さん。昼千歳烏山の妙壽寺にて能と落語の会。2013年から続いている会だ。日が落ちると庭、回廊、本堂に配置した竹灯籠が実に幻想的。今日はあとがあるのでお先に失礼し、東京駅16時40分発の上越新幹線で新潟へ。新潟りゅーとぴあにて「虹色寄席」。この会は同じ敷地内の三会場で落語会を開催し、お客さんはフリーで回れるといういわば「落語フェス」だ。私は最終公演のトリ。18時50分に楽屋に入るとこの会の仕切り役、三遊亭白鳥師匠が「一之輔がいないあいだ、大変だったんだぜー!」と。なんでも昼の開演前に柳家喬太郎師匠が倒れたとのこと。「オレがビシビシ仕切ってさ! 救急車が駆けつけて即入院だよ!」。どうもこの人が言うことは嘘くさいが……倒れたのはホントらしい。他の出演者から「救急車は来たけどよんだのは違う人。決して仕切ってはいなかった」と注釈が入る。しかも「こんなときだけどさ、オレ、うんこしてきていいかなぁ?」とそのままトイレに消えたという。実に白鳥師らしい。会は他の出演者が穴を埋めお開きに。喬太郎師匠くれぐれもお大事になさってください(11月上旬に喬太郎師は無事高座復帰、よかった!)。

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source : 週刊文春 2024年12月5日号

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